2016年10月22日
【No.1491】機動隊員の差別発言の根本にあるもの
東村高江の米軍ヘリパットの建設現場で、機動隊員が抗議している人に対し、
「触るなくそ。どこつかんどんじゃボケ。土人が」、
そして別の機動隊員も「黙れ、こら、シナ人」という発言をした。
「土人」や「シナ」という言葉は明らかな差別用語で、この言葉を公務中の機動隊員が
使ったという事が大きな問題だ。
ただ、これはこの差別用語を使ったという表面的な事ではなく、
これまでの長い歴史の中にある、沖縄と日本の関係、
構造的な差別の構造から見ていかなければいけない。
ゆいまーる沖縄でも、以前の早朝勉強会で「人類館事件」について学んだ。

人類館事件は、1903年の第5回内国勧業博覧会(大阪)の学術人類館というブースで
「7種の土人」として、台湾先住民、朝鮮人、そして沖縄人らが見せ物として展示されたという出来事。
この時は、当然この展示自体だけでなく、抗議した沖縄でも他の民族と同列にするな、
という趣旨の意見もあった事が問題となった。
今回の機動隊員の暴言は、個別の発言にとどまらず、沖縄に対する構造的な差別が
表面化したものだと思う。
差別で恐ろしいのが、意識的なものだけでなく、無意識の差別もあるという事。
この事を認識しておかないと、沖縄と日本の溝は本当の意味で埋まらない。
そして、人類館事件であったように、差別は連鎖していく。
この差別の連鎖だけは絶対にどこかで止めなければならない。
「触るなくそ。どこつかんどんじゃボケ。土人が」、
そして別の機動隊員も「黙れ、こら、シナ人」という発言をした。
「土人」や「シナ」という言葉は明らかな差別用語で、この言葉を公務中の機動隊員が
使ったという事が大きな問題だ。
ただ、これはこの差別用語を使ったという表面的な事ではなく、
これまでの長い歴史の中にある、沖縄と日本の関係、
構造的な差別の構造から見ていかなければいけない。
ゆいまーる沖縄でも、以前の早朝勉強会で「人類館事件」について学んだ。
人類館事件は、1903年の第5回内国勧業博覧会(大阪)の学術人類館というブースで
「7種の土人」として、台湾先住民、朝鮮人、そして沖縄人らが見せ物として展示されたという出来事。
この時は、当然この展示自体だけでなく、抗議した沖縄でも他の民族と同列にするな、
という趣旨の意見もあった事が問題となった。
今回の機動隊員の暴言は、個別の発言にとどまらず、沖縄に対する構造的な差別が
表面化したものだと思う。
差別で恐ろしいのが、意識的なものだけでなく、無意識の差別もあるという事。
この事を認識しておかないと、沖縄と日本の溝は本当の意味で埋まらない。
そして、人類館事件であったように、差別は連鎖していく。
この差別の連鎖だけは絶対にどこかで止めなければならない。
Posted by ゆいまーる沖縄社長 鈴木修司 at 09:09│Comments(0)
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