【No.1537】つくりて皆さんの決意表明!

ゆいまーる沖縄社長  鈴木修司

2019年02月24日 10:48

2月22日、23日に開催された「みらいのつくりて ー作り手と産地の未来ー 成果報告会・シンポジウム」が無事に終了しました。お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました!


この事業は、琉球絣事業協同組合さんが主体となり、組合が技術研修を、ゆいまーる沖縄がマーケティング研修、経営(工房の運営)の高度化の研修をそれぞれ担当し、僕が事業全体のプログラムマネージャーをさせていただきました。







今回の研修生は10名。みなさん普段の織や家庭の事など、それぞれかなり忙しい中で、90時間にもおよぶこの研修をこなしてきました。そして、最後の成果報告会に合わせて作品を織り上げ、1人5分間のプレゼンテーションを行いました。


プレゼンテーションでは、それぞれの学び、そしてこれからどうしていきたいのかを語っていただきました。


今までできなかった技術が身についたこと、


研修が本当にハードだったこと、




原価計算をしたら、利益率の低さに愕然としたこと、


「織物が好き」だけではダメだという事に気がついた、


たくさんの出会いがあったこと、




これからは売上を●%ずつ、利益率を●%まで伸ばしていきたい!


子ども達と一緒に織物をやっていきたい!




みなさん、一人ひとりそれぞれのコトバで、時には涙声で語っていただいたプレゼンは本当に感動しました。


参加したある方が、今回のプレゼンテーションは「研修生みなさんの決意表明だった」とおっしゃっていました。


まさにその通りです。


右肩上がりだった時代は、イイモノを作っていれば自然に右肩上がりの流れに乗って進んでいく事ができました。しかし、現在のように右肩下がりの時代はその逆です。

自分自身が作り手としてどこに向かいたいのか。どうありたいのかを持つ事。右肩下がりの波に飲み込まれず、自分達の意思で未来を創造していく。そのための決意表明です。


産地は様々な人で構成されますが、その中心はつくり手です。作り手の意識が変わり、行動が変われば産地が変わります。


今回のプロジェクトはその第一歩です。10名の研修生みなさんは、たくさんの困難を乗り越えて今回の発表の日を迎えました。僕自身、研修生のみなさんから教えられる事がとてもたくさんありました。


きっと南風原の産地はさらに変わっていきます。そして、ゆいまーる沖縄もみなさんと共に歩んでいけるよう頑張ります!




研修生のみなさん、組合のみなさん、関係者のみなさん、本当に本当におつかれさまでした!
そして、これからもゆたさるぐとぅ うにげーさびら!


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